NHTSA、車両乗客全員のシートベルト着用を奨励する新たな規則を提案

Dec 31, 2023

ワシントン--運輸省は、後部座席に座っている人も含め、自動車やトラックの乗客によるシートベルトの着用を奨励するための新しい規則を提案している。

米国道路交通安全局が提案した新しい規則では、シートベルト着用の増加を促進するために、右前席と後部座席に追加のシートベルト警告システムを車両に装備することがメーカーに義務付けられる。

NHTSAのアン・カールソン長官代理は声明で、「シートベルトの着用は、事故による負傷や死亡を防ぐ最も効果的な方法の1つである」と述べた。 「2021年、アメリカの道路では約43,000人が命を落とし、そのうちの半数はベルトを締めていない車両に乗っていた。 この提案されたルールは、より多くのシートベルトを着用することで、その数を減らすのに役立ちます。」

提案された規則では、運転席と助手席の両方がベルトを締めるまで、右助手席に対する視覚的および音声による警告を確立する予定だ。 後部座席については、規則により、車両の始動時に後部シートベルトの状態を少なくとも 60 秒間視覚的に通知するとともに、車両の走行中に後部シートベルトが外れている場合には音声による警告が規定されています。

現在の規則では、このような視覚的および音声による警告は運転席に対してのみ義務付けられており、他の座席位置に対しては義務付けられていない。

NHTSA は、提案された要件により、年間約 300 件の非致命傷と 100 件以上の死亡を防ぐことができると推定しています。 これらは乗用車、トラック、ほとんどのバス、および車両総重量定格が 10,000 ポンド以下の多目的乗用車に適用されます。

NHTSA の統計によると、シートベルトにより、乗用車の後部座席の乗員の死亡リスクが 55%、小型トラックやバンでは 74% 減少します。 前部座席の乗員については、シートベルトにより死亡リスクが乗用車で 44%、小型トラックやバンで 63% ～ 73% 減少します。

変更案は2019年に初めて公表された。NHTSAは今後60日間、規則案に対するパブリックコメントを募集する予定だ。